認定と入会方法
JONAオーガニック基準の特徴は、JAS法とIFOAM(国際有機農業推進連盟)基準の双方に準拠している点です。この基準は、「有機食品の生産・製造等に携わる事業者に関する規定」と「有機食品の作り方に関する規定」で構成され、認定を取得する場合は該当するすべての事項に適合しなければなりません。 例えば、ある農家が有機JAS認定とJONA独自認証を申請した場合、以下の規定事項に基づいて検査・判定を行います。
生産行程管理者の組織に関する必須事項では、種子・種苗の入手から、肥培管理、病虫害防除、収穫、出荷に至るすべての生産プロセスについて、文書化された作業マニュアルによる管理システムが機能していることを確認します。
有機農産物の生産に関する必須事項には、JAS規格に適合する農産物を生産するための具体的な生産基準が定められています。一例を挙げれば、有機圃場と慣行圃場の間に設置する緩衝地帯があります。この緩衝地帯というのは、周辺で使用される農薬や化学肥料等の薬剤による汚染から有機圃場やそこで育つ作物を守るための必須事項です。緩衝地帯の幅は、地理的な条件や周囲の環境によって、変わってきますが、JONAでは4メートル相当を目安としています。
有機農産物の生産に関する目標事項は、IFOAM基準に準拠した規定で、有機JAS認定者に追加要求される項目で構成されています。具体的には、圃場周辺の生物多様性や農家からでる廃棄物処理に関する環境側面、肥料や土壌改良材のnon-GMO化、下水汚泥等を原料とした肥料や土壌改良材の使用禁止、企業活動の合法性・適切性に関する社会的正義といった項目が審査の対象になります。いくら農薬や化学肥料を使わないで農産物を生産しても、圃場で使ったビニールマルチなどを野焼きしたりすれば、この目標項目に不適合となり、JONA独自認証は付与されません。
※JONAオーガニック基準は、非会員の方でも有料(1冊1万円)で購入することができます。
