オーガニック農産物、畜産物、水産物、
およびそれらの加工品の認証
当会の基幹業務は、オーガニック食品の検査認証業務です。国内はもちろん、国際的にもJONAの信頼性は高く、多くの事業者の方がJAS/JONAマークを利用しています。また、JAS法では認証の対象としていないハチミツや水産物、コスメなどの認証にも積極的に取り組んでいます。
オーガニック認証は、「制度が難解」とか「記録が面倒」とか言われますが、仕組みさえ分かってしまえば難しくはありません。まずは、事務局に相談してみてください。
親子教室 seeds+(プラス)
「食べるために作る。もちろんオーガニックで」をコンセプトに、2007年から定期的に開催しています。主な活動内容は、米麦大豆の栽培と収穫体験、大豆を使った味噌作りや小麦粉を使った料理教室などです。親子連れならどなたでも参加可能です。
オーガニック未来図
「若い農業者や消費者、販売業者が顔を合わせる機会を作ろう」というコンセプトで、不定期に開催しています。毎回、社会科見学のような内容で、難しい議論はほとんどしません。それでも、顔を合わせることでネットワークができます。それが、いつしか何かを生み出す――次代への希望です。どなたでも参加できます。
米麦大豆2年3作の実験
2007年春から、日本の伝統的な輪作体系である「米麦大豆2年3作」を有機栽培で実践し、その抑草効果、収量等の経済性に関するデータを蓄積しています。また、この実験圃場は、親子教室の舞台にもなっています。
田んぼを食べるプロジェクト(TPP)
田んぼからの恵みはお米だけでなく、その周辺に生息している生きものや野草も恵みであると考え、生きものや野草を調理し美味しくいただけるよう不定期で講座を開催しています。その他、有機の田んぼ、田んぼ周辺に生息している生きものや野草を継続的に調査しています。生きもの調査や昆虫・野草食に興味のある方、参加歓迎しております。

有機農業の運動団体としてのJONA

オーガニックの意義は、食の安全性確保だけでありません。例えば、生物多様性の維持、自然環境および景観の保全、公正な社会の構築など多くの機能や役割があります。JONAはまず、そのことをしっかりと社会に伝え、オーガニックを正しく理解してもらうことが重要であると考えています。 活動目標は、国内における持続性の高い有機農業とオーガニック食品市場の規模拡大、そして国際的にはアジア、アフリカ地域の有機農業サポートです。 JONAは設立時より、国内外のあらゆる団体と連携しながら、オーガニックの推進活動を展開してきました。そしてこれからも、会員の皆さんを始め多くの方々と連携しながら日本国内はもとより世界規模での有機農業とオーガニック市場の発展に寄与していきたいと考えています。

今後の方針

「地球環境時代」という言葉が声高に叫ばれるようになって、すでに長い時間が経過していますが、人間と自然の調和はいっこうに改善していないように感じます。 有機農業は、太陽、大気、水、土、そしてそこに生息する微生物、植物、動物などの機能を活用した生産方式です。いわば、人間と自然との調和を目指す取り組みです。 ここで重要なのは、私たち人間の健康は、微生物やその他の動植物の健康と密接な関係にあるという事実です。別の見方をすれば、私たちの持続的な健康を願うなら、地球上のあらゆる生命の健康に配慮しなければならない。JONAの業務と活動は、そういう考えに立脚しています。 オーガニックは今や、世界中で大きな注目を集めています。JONAは日本国内だけでなく、世界中の人々と手を携えて、オーガニックを普及拡大していく考えです。皆さんもぜひJONAの会員となってこの活動にご参加ください。