EU加盟国との有機同等性の範囲が拡大される件について先日お知らせしたところですが、新しい合意内容での同等性の発効日について農林水産省より発表がありましたので、お知らせします。

  • 日本からEUへの輸出

発効日 2025年5月18日(日)

【拡大内容】

 最終的に日本国内で生産、加工され、有機JAS格付された有機酒類、有機畜産物及び有機畜産物を原料とした有機加工食品が新たに対象になります。

また従来同等性の範囲に含まれていた有機農産物、有機農産物加工食品も引き続き同等性の対象となりますが、有機農産物加工食品に求められていた原料原産国の制限は撤廃されます。なお、有機藻類および有機藻類を有機原料として5%以上使用した有機加工食品(JAS1606_3.5その他有機加工食品)は対象となりません。

     

  • EUから日本への輸入

発効日 2025年5月16日(金)

【拡大内容】

EUの有機基準に基づき、最終的にEU加盟国内で生産、加工され、認証された有機酒類、有機畜産物及び有機畜産物を原料とした有機加工食品(有機JASの適用範囲に限る。)が新たに対象となります。有機ワインなどの酒類、有機の乳製品、有機卵や有機乳製品を使用した菓子類などが想定されます。なお同等性の証明書については2025年5月16日以降発行分を有効とします。

また従来同等性の対象であった、有機農産物、有機農産物加工食品も引き続き同等性の対象となります。

(参考)

農林水産省HP

https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/ninsyo/250515.html

 今回の同等性の拡大に伴い、品目や施設等申請内容の変更追加を予定される場合は、事前に事務局までご連絡ご申請ください。